中小企業のWeb活用
Webマーケティングブログ
Website Utilization Blog
中小企業の皆さまがWebを活用いただけるよう
基本知識から応用まで発信していきます。
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Webマーケティングには
といったさまざまな最適化にかかわる概念があります。各概念を理解して対策を行うことは重要なのですが、Webマーケティング初心者は各単語の違いをよく理解できていないことも多いでしょう。
上記4つの概念は最適化する対象が異なり、対策ポイントも違うので注意が必要です。今回は上記4つの概念および対策のポイントを、それぞれ分けてご紹介していきます。
もくじ
SEOとはもともと「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」を略した言葉です。GoogleやYahooといった検索エンジンに関して、自社ホームページなどのコンテンツを最適化させるための概念ですが、Googleに関する仕組みを理解して対策を行うことが多いです(Googleが国内外ともに多くのシェアを獲得しており、Yahooが基本検索アルゴリズムをGoogleへ依存しているといった要因があるため)。
ホームページ運営の際は、SEOを必ず理解しておく必要があります。ホームページを指定のキーワードで上位表示させて適切に検索エンジン側へ内容を伝えるには、SEO対策が必須だからです。
SEO対策を行う際には、次のポイントを踏まえておきましょう。
アルゴリズムとは「一定の基準・判断の仕組み」のことです。Google検索エンジンの場合は
といったアルゴリズムに則って検索結果を表示させており、「ユーザーファーストでコンテンツ表示・機能更新を行う」という概念自体は他の検索エンジンにおいても重要となっています。そこでGoogleの基本概念やアルゴリズムに対応したコンテンツを作るのが、まずは重要です。
またSEO対策の際は
といった2つの対策をそれぞれ行う必要があります。内部対策がきちんとしていなかったり、外部対策に関して不正な操作を行ったりした場合はSEO効果が受けられないので注意しましょう。
さらにホームページ内にアップロードしたコンテンツの質を重視する「コンテンツSEO」についても、確認を行っておいてください。特に近年では検索エンジンのアルゴリズムへの対応を考え過ぎてしまい、ユーザーの検索条件に対して最適解になっていないコンテンツ等は上位表示されにくくなっているので注意する必要があります。
MEOとは「Map Engine Optimization」を略した言葉であり、マップツールの中でも特に認知度が高く利用者の多い「Googleマップ」に対策を行う概念です。GoogleマップはAndroidスマートフォンには最初からインストールされており、またPCユーザーも多いのが特徴となっています。
MEOではGoogleマップに自社情報を登録するために、まずは「Googleマイビジネス」を使えるようにします。そして情報を登録した後に、自社情報を地図上で表示・アピールしていくのがポイントです。
特にレストランや美容といった業種を取り扱っている場合は、実店舗への集客を効率化するためにMEOが重要となってきます。
MEO対策を行う際は、次の点に注意してみてください。
まず、基本的なGoogleマップアルゴリズムを理解しておくことが重要です。
Googleマップのニーズは「今から行きたい、あるいは近いうちに行きたい店舗・施設に関する情報を収集して調査する」ことにあります。ですからメインのニーズは自社商圏と同じ地域になり、ローカルを意識した対策を行う必要がある点を理解しておいてください。
Googleマップの店舗情報掲載アルゴリズムは、主に
の3つに分かれます。すべての基準においてレベルが高いと認識されると、最上位表示の可能性もあります。
またGoogleマップで高く評価された店舗情報は、Googleの検索エンジンにおいても上位に表示されるのがポイントです。Googleマップ情報の一部が検索結果に目立つ形で表示されるので、自店舗のアピールがしやすいのがメリットになります。MEOを行うと、Googleマップおよび検索エンジンから集客ができる点を覚えておきましょう。
さらにGoogleマップには自社ホームページの情報リンクを掲載可能です。不足している情報をホームページを紹介して補完することで、ホームページへユーザーを誘導することもできます。またホームページ上でGoogleマップの店舗情報を掲載して、必要な情報をGoogleマップに誘導した上で提示することも可能です。
こういった連携施策によって、MEOだけでなくSEO上でもよい評価を受けやすくなります。SEOとMEOの対策を両方実行するのは手間ですが、その分メリットは大きいので実行を検討してみてください。
LPOとは「ランディングページ最適化(Landing Page Optimization)」の略です。ランディングページとは、ユーザーがインターネットにおいて最初に閲覧するページ(着地するページ)を表しています。
LPOは、ランディングページ解釈の仕方で2パターンの意味に分かれるので注意が必要です。
ランディングページは、ユーザーの興味を引いて購買等へつなげるために重要です。そのためLPOを意識して対策を行っていないと、離脱率が増加して売上が成長しなくなる、といったリスクを抱えてしまいます。
LPO対策を行いランディングページを最適化することで、
といったメリットを得られます。
LPO対策を行う際は、次の点を重視してみてください。
ユーザーの入りのページとなるランディングページでは、最初の読み込みにおける見た目、つまりファーストビューが重要です。ファーストビューにおいて
といった印象を与えた場合、ユーザーが直帰してしまうリスクが高まります。そこで
といった対策によってアピール効果を向上させられるかがポイントです。
またユーザーにとって最も効果的なページ内容を見つけるには、複数のパターンを表示して検証するのも重要です。検証の際は専用ツールを使い、ABテストを実行することを心掛けておきましょう。キャッチコピーやCTAボタンの配置等を少し変えるだけでも購買効果などが変わってくるので、詳細なデータ分析を行ってみてください。
さらにユーザーニーズが複数考えられる場合は、ランディングページを出し分ける必要性も出てきます。1つのデザイン・機能だけではすべてのユーザーを満足させることが難しいのを視野に入れて、性別や年齢・趣味・趣向などに応じて複数のページを出し分けられるようにすると最適なアピール効果を狙えるでしょう。
EFOとは「エントリーフォーム最適化(Entry Form Optimization)」の略です。主にお問い合わせフォームや資料請求フォームといった入力画面において、スムーズな入力・誘導を実現するための概念です。
各種フォームはユーザーの情報を取得しながら、有益なコンテンツをダウンロードしてもらう・あるいは購入してもらう際に重要な役割を果たします。もしフォームに関して
といった問題が起きると、ユーザーは簡単に離脱してしまいます。結果的にコンバージョン率等が落ち込んでしまうので、せっかく集客したユーザーを逃さないためにEFOを行い情報を効率よく取得できるようにするのがポイントです。
次の点を確認すると、EFO対策が実行しやすくなります。
まずは入力を手間に思わせない機能をフォームへ搭載するのが重要です。たとえば
といった機能は、複数の企業のフォームに搭載されている基本的なものです。
また、余計な項目をヒアリングしないように注意してみてください。ユーザーがフォームを入力する目的はホワイトペーパーのダウンロードや商品購入ですが、目的に関して必要ない項目までヒアリングしてしまうと信頼度が下がり離脱のリスクも高まります。たとえばホワイトペーパーダウンロード時に、住所等を入力する必要性はあまりありません。
このため最重要の項目のみを必須入力にしておき、必要ない情報の入力は任意にする・あるいは省略するのが重要です。
さらに情報量を多く見せない工夫も必要です。たとえば項目ジャンルごとにページを分けて別途表示するなどの工夫で、1ページ1ページのボリュームを少なく見せる事例も存在しています。そもそもの項目数が少ないときはあまり意識する必要がないですが、どうしても複数項目をヒアリングする必要性がある際は工夫を行いましょう。
今回は最適化に関する4つの概念の違い・および対策のポイントをご紹介してきました。
上記4つの概念はWebマーケティングにすべて関係していますが、対象としているコンテンツや対策方法が異なります。それぞれの違いや関連性などを考えて、適切な対策を行うのが重要です。
人手が足りないといった理由で各種対策が難しい場合は、ホームページ制作会社等に依頼を行うのも有効な手段です。岩手県を拠点としている「カモシカスタジオ」でもホームページ制作やマーケティング実行等をサポートしているので、ぜひ気になる方はご連絡ください。
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