中小企業のWeb活用
Webマーケティングブログ
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中小企業の皆さまがWebを活用いただけるよう
基本知識から応用まで発信していきます。
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中小企業の皆さんがECサイトを開設する際は、低コストで運用できてある程度カスタマイズの利くサービスを選ぶのがポイントです。有名でよく使われているEC制作プラットフォームは多いですが、中でも「BASE」は国産ということで参考文献も揃っておりおすすめです。
そしてBASEは、運用コストや制作ハードルの低さなどにもメリットがあります。今回はBASEとは何か、そのメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
もくじ
BASEとは、有名タレントがCMに出演して宣伝を行っているEC制作プラットフォームです。中小規模の企業・店舗からの利用を想定しており、開発実績は5年連続ナンバーワンという人気を誇っています。またECサイトの開設数は180万件を超えています。
BASEでは特に
などと謳っており、個人から法人まで幅広く利用しているのがポイントです。
BASEには、主に次のような機能が搭載されています。
多機能で簡単に利用できるため、ECサイトに慣れていない方でも直感的に使うことが出来ます。ただしECサイト制作のノウハウがある方は、自動化している個所が多い分少し使いづらさを感じるかもしれません。
BASEの料金プランは次のようになっています。
初期費用・月額費用0円でECサイトを運用できるプランです。BASEでECサイトを登録・開設した場合は、すべて最初はスタンダードプランになります。
完全無料ではなく、手数料として販売に成功した際に一定の料金を徴収されます。具体的にはサービス利用料が3%、決済手数料が3.6%+40円発生するのがポイントです。「発送済み」のステータスに取引が移行した際に、初めて料金が徴収されます。
ECサイト運用したてのころに商品が売れるのか心配な方におすすめのプランで、販売時に手数料が掛かってしまいますが運用費が発生しないので気軽に開始できるプランとなっています。
スタンダードプランからアップグレードすることで利用できるプランです。いつでもスタンダードプランから手続きしてこちらへ変更することができます。2022年4月からプランが開始されました。
グロースプランはその名の通り成長している企業・店舗に向けてのプランであり、総合的な利益が大きくなるように料金が調整されているのがポイントです。具体的には月額費用5,980円が発生しますが、販売時に発生する手数料が決済手数料の2.9%のみとなっています。サービス利用料は0円です。
毎月固定費用が掛かるのがデメリットですが、販売時の手数料が少ないので利益が目減りしないのがメリットです。毎月固定費以上に大きな利益を稼いでいるところへおすすめできるプランであり、BASE公式によると「月商17万円を超えるECサイトでは、グロースプランでの運用がおすすめ」となっています。
ここではBASEのメリット・デメリットをご紹介していきます。
BASEではコスト以外でも、連携性等にメリットがあります。
BASEでは「ショップテーマ」という名目で、さまざまなジャンル・雰囲気のデザインテンプレートが配布されています。すぐにECサイトを制作したい方は、ショップテーマから費用なものを選択してそれをベースにデザインを行うことで工程を簡略化可能です。また無料だけでなく有料のテーマも「BASE デザインマーケット 」にて用意されており、より洗練されたデザインをECサイトへ取り入れたい方へ人気があるのもポイントです。
さらにカスタマイズについては
といった各パーツをドラッグ&ドロップしたりして配置することで、自由にレイアウトを変更できるのがメリットになっています。
ECサイトを運用するにあたり、困るのが決済手段の確保です。1つ1つ決済サービスを選択して自社だけで契約するのは時間が掛かりますし、入金確認も面倒になってきます。
そういった課題を解決するために、BASEでは「BASEかんたん決済」という独自サービスを提供しています。BASEかんたん決済を使うことで
といった合計7種類の決済をまとめて導入することができます。自社でそれぞれの決済会社と契約を行う必要はありません。
しかも管理画面からすぐ金銭管理ができるので、入金確認等もすぐできます。売上は申請から数えて10営業日で行われます。お急ぎの方は翌営業日の入金も選択可能なので便利です。
BASEでは専用ページにて「BASE Apps」が提供されています。ここから拡張機能をアプリとして連携することで、各機能が追加されてさらにECサイトが多機能になるのがポイントです。
たとえばInstaramを連携したい際は、「Instagram販売」を利用します。Instagram販売ではInstagram投稿からBASEの各商品ページへすぐ移動したり、BASEとInstaram間で商品情報を同期して管理したりできるようになるのがメリットです。
またECサイト内のHTMLやCSS等を操作したい場合は、「HTML編集App」を連携させます。HTML編集Appではプレビューでのコード確認やコード操作での商品画像のリサイズなどが可能であり、ECサイトのカスタマイズ性が上がります。
BASE Appsページには他にもさまざまな機能が用意されており、適宜連携させることで常にECサイトをアップデートすることが可能です。
BASEには「Pay ID」というスマートフォンアプリが用意されており、出店者は任意でこのアプリへも追加で出店するかどうか決められます。
スマートフォンユーザーを想定する場合は、ECサイトだけで販売を行うよりも継続的に接点を持つため、スマートフォンアプリでのアプローチが有効なときもあります。BASEアプリへ出店すれば、アプリを独自開発することなく効率よくユーザーへアピールができるのがメリットです。
現在ではスマートフォンをメインに商品検索・購入を行う層が多いので、任意ですがなるべくPay IDアプリへも情報を掲載しておいたほうがお得です。
BASEは低コストなのであまりサポート体制が充実していないように感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際には複数のサポートが提供されており、初心者が運用ノウハウをすぐ吸収できる場所が整備されています。
たとえば公式ブログとして「BASE U」が運用されており、ここではEC運用のコツやBASEの最新情報などが確認できます。また不明な点はチャットサポートにてリアルタイムで聞くことができますし、必要な場合は商業施設への出店といった現実世界でのマーケティングサポートも行っています。
さまざまな面からサポートを行ってくれるので、初心者でも安心して導入できるのがBASEの強みです。
様々なメリットがあるBASEですが、集客力や自由度などの面でデメリットもあります。
といった方は、BASEの利用についてもう一度考えた方が良いかもしれません。
というのもBASEは自店舗EC形式なので、ブランドを1から作り上げ自ら発信しないといけないデメリットがあるからです。楽天市場といった大型モールに出店すると、モールのブランド経由で集客できますがBASEの場合はそう簡単にはいきません。あくまで自店舗専用のECサイトとして運用するので、広告出稿したり大型モールへも同時出店するといった方式で集客をする必要があります。
フルスクラッチで1から開発する手法と比較すると、BASEでのテンプレートを使った開発はどうしてもカスタマイズ性が低くなります。初心者はそこまで苦労を感じないかもしれませんが、ある程度HTMLやCSSに触れる方だと搭載できない機能があったり、専用アプリ経由でのコード管理が面倒臭かったりでもやもやするリスクがあります。
もしカスタマイズ性を考えながら簡単にECサイト制作を行いたい方は、WordPressにプラグインを入れてカスタマイズする、といった方法もあります。
複数の方法を検討してから、BASEの導入が最適かどうかを決めてみてください。
ここでは、BASEの簡単な初期登録方法をご紹介していきます。
まずはBASEのトップページから
を入力していきます。
メールアドレス・パスワードは強固にしておきながら、自社ですぐ内容が分かるように管理するのが重要です。またショップURLは、末尾を「base.shop」といった項目から自由に選択可能です。
きちんと販売を行う企業・店舗であるかどうかを確かめるために、1での情報入力後は誓約書の確認画面へ移動します。
気になる方は重要な個所を読んでからチェックを行い、「上記に同意する」ボタンを押してみてください。
次に簡単なアンケートへ回答していきます。
を入力した後に「回答して開設ステップを続ける」を押します。
そして受信したメールから認証を行うと開設が完了するので、すぐ受信箱を確認しましょう。
今回はBASEのメリット・デメリットを中心にご紹介してきました。
BASEは、初心者のECサイト開設に向いている機能を提供しています。また売上が安定した際はスタンダードプランからグロースプランへアップグレードすることで、手数料を減らして利益を最大化可能です。
BASEでのショップ作成、ECサイト制作や運用等にお困りのようでしたら、ぜひ「カモシカスタジオ」へご依頼をください。
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